あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている
例えば、生まれたのが60年代、70年代だったら僕はどんな人生を歩んだんだろう。
そんな風に考えることがたまにあります。
なんとなく、「文化」がいまより活き活きと躍動していた。
ごちゃごちゃしていてアナーキーで、今みたいに無機質ではなく人間くさい世の中だったんだろうなーって想像することが多々あります。
そんな時代で「文化」の最前線にいた人ってどんな人なんだろう。
そんな興味心から手に取った1冊になります。
あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている
森永博志
2015年3月31日第1刷発行
発行所:パルコ
数々の雑誌を立ち上げ、伝説の編集者と呼ばれる「森永博志」さんの自伝的小説です。 僕はこの本を手にするまで全く森永さんのことを知りませんでした。ですが、調べてみるととんでもない人でした。
たとえばこのオフィシャルサイト
このページをみるだけで只者ではないことを感じとれると思います。
僕は「あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている」を読むことで、出会いを大切に生き、「ROCK」を日本に広めた人の人生を垣間見てただただ圧倒されました。
こんな生き方もあるんだと、少し勇気を分けてもらえた気がしています。
僕もこの本のタイトルの台詞を60歳くらいになったときに言えたらいいなぁ。