僕の時間

読んだ本、観た映画、聴いた話。経験した時間を言葉にする練習を繰り返す日々。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

火山のふもとで

僕が初めて松家先生と会ったのは、大学一年生の春、右も左もわからずにとった「メディアの変遷と未来」という講義であり、先生は講師という立場で壇上に立っていたときになります。今思えば、それはまさに、「新潮」で「火山のふもとで」が発表される直前で…

桶川ストーカー殺人事件

ジャーナリストを志したからには、「ジャーナリズム」とは何だということを多少なりと考えた方が良いのだと思います。ですが、私はあまりそういったことを考えてきたことはありませんでした。そして、そこに明確な「答え」があるわけではないのだろうと、な…

ソラリス

僕はこの作品を安易な気持ちで手に取ってしまいました。 「SF」というジャンルに属する小説の中では非常に評価の高い、SF史上としての名著くらいの気持ちです。 しかし、それは僕の「SF」に対する考えがあまりにも狭義であったということを思い知らされた、…

ヨーロッパ退屈日記

「この本を読んでニヤッと笑ったら,あなたは本格派で,しかもちょっと変なヒトです」 山口瞳さんによる、そんなキャッチフレーズが書かれた本を僕は友達に教えてもらいました。 本は人との出会いであり、対話であるとよく言われますが、中でもエッセイは筆者…

知の編集術

『編集』 この単語からイメージすることは人によって様々だ。 僕自身「編集者」という職業を真っ先に想像し、どうしてもメディアとセットなイメージがある。 「編集者」とは何者なのか。 いや、それ以前に「編集」とはなんなのか。 そんなことを考えていると…

あの路地をうろついているときに夢見たことは、ほぼ叶えている

例えば、生まれたのが60年代、70年代だったら僕はどんな人生を歩んだんだろう。 そんな風に考えることがたまにあります。 なんとなく、「文化」がいまより活き活きと躍動していた。 ごちゃごちゃしていてアナーキーで、今みたいに無機質ではなく人間くさい世…

時間

初めまして。 本日よりブログを始めました、「IKE」です。 書いて伝える練習をしたいという想いから始めています。 雑多に、経験した「僕の時間」を共有して誰かに届けばなと考えております。 まだまだ未熟者ですので、あたたかく見守っていただけると幸いで…