この1冊は、ある出版会社の説明会でお会いした編集者の方に教えていただきました。 他人の前で「演じる」。それはごくごく普通の人でもやることだと思うのです。 では「演じる」ことのプロフェッショナルは、どんな日々を過ごし、どんな時に「演じる」のでし…
「文章読本」を読んで、日本語についてなんとなく一通りの歴史を知りたいと思ったので、早速手に取ってみました。 日本語の歴史 山口仲美 岩波新書(新赤版)1018 2006年5月19日第1刷発行 発行所:岩波書店 16 #bokunojikan 内容は、日本語学についての入門…
文章がうまくなりたい。 面白く、味があり、深みと凄みもありながら、スッと沁みいる文章を書きたい。 そのようなことを強く意識し始めたのは、ごくごく最近のような気がします。 普段はあまり、所謂、"How to 本"は読まないのですが、文章の書き方、なにが…
なぜ手に取ったのか、その理由をはっきりと答えられない本、それはつまり忘れてしまった、若しくは、言語化できないのどちらかであるのですが、今回紹介するのは前者に当てはまる本です。 ただ、何かしら思うことがなければそうそう手に取らないであろうボリ…
世界をどうみるかで、何者であるかが決まる。 ー The way we look at the world is the way we really are. この台詞は、「ボブ・ディランの頭の中」(原題:Masked and Anonymous)というディラン自ら脚本を手掛け主演した異色の音楽コメディ映画のラストシー…
一口に「古典」といっても様ざまなあるわけでして、小説にも種類がありますし、小説以外にも「古典」は拡がっているのです。 そんな当たり前のことをようやく発見し心躍らせる今日この頃ですが、ハードな噛みごたえな作品がどうしても多いので、ゆっくり時間…
英米の骨太な作家の作品群をもっともっと触れていきたいという欲望が最近強まってきています。 そんなことを思っているときに、雑誌MONKEYのvol.7、特集「古典復活」で村上さんとの柴田さんの対談が乗っていて、とても魅力的に「古典」作品の入り口を提示し…
「1Q84」という村上春樹の長編小説があります。 ですが、今回紹介するのは、ジョージ・オーウェルの「1984」です。 ちなみに、僕が先に読んだのは村上春樹の方でした。 後世にとても大きな影響を与えた作品だと思うので多くの方がなんとなく知っているのでは…
バックパッカーとなり異国の地を自分一人の力で「旅」をしてみたい。 そんなことを、ふと考えることがあります。 とはいえ、なかなか踏み出せないのものです。 少しでも何か参考になる本はないものかと思った時に手に取った1冊です。 旅する力 深夜特急ノー…
「出版業界はこの先長くない。」 「紙媒体はなくなる。」 などといったことが頻繁に言われ続けていると思います。 果たして本当にそうなのでしょうか。 「本」は今どうなっているのか。 そしてどういう道を歩もうとしているのか。 そういった、これからの「…
僕が初めて松家先生と会ったのは、大学一年生の春、右も左もわからずにとった「メディアの変遷と未来」という講義であり、先生は講師という立場で壇上に立っていたときになります。今思えば、それはまさに、「新潮」で「火山のふもとで」が発表される直前で…
ジャーナリストを志したからには、「ジャーナリズム」とは何だということを多少なりと考えた方が良いのだと思います。ですが、私はあまりそういったことを考えてきたことはありませんでした。そして、そこに明確な「答え」があるわけではないのだろうと、な…
僕はこの作品を安易な気持ちで手に取ってしまいました。 「SF」というジャンルに属する小説の中では非常に評価の高い、SF史上としての名著くらいの気持ちです。 しかし、それは僕の「SF」に対する考えがあまりにも狭義であったということを思い知らされた、…
「この本を読んでニヤッと笑ったら,あなたは本格派で,しかもちょっと変なヒトです」 山口瞳さんによる、そんなキャッチフレーズが書かれた本を僕は友達に教えてもらいました。 本は人との出会いであり、対話であるとよく言われますが、中でもエッセイは筆者…
『編集』 この単語からイメージすることは人によって様々だ。 僕自身「編集者」という職業を真っ先に想像し、どうしてもメディアとセットなイメージがある。 「編集者」とは何者なのか。 いや、それ以前に「編集」とはなんなのか。 そんなことを考えていると…
例えば、生まれたのが60年代、70年代だったら僕はどんな人生を歩んだんだろう。 そんな風に考えることがたまにあります。 なんとなく、「文化」がいまより活き活きと躍動していた。 ごちゃごちゃしていてアナーキーで、今みたいに無機質ではなく人間くさい世…
初めまして。 本日よりブログを始めました、「IKE」です。 書いて伝える練習をしたいという想いから始めています。 雑多に、経験した「僕の時間」を共有して誰かに届けばなと考えております。 まだまだ未熟者ですので、あたたかく見守っていただけると幸いで…